この言葉はどういう意味？
後悔しない「転職用語」のススメ。まずは基本を抑えよう

わかっているようで、よくわかっていない、転職用語。
給与っていったい何？どんな種類があるの？就職してから「こんなはずじゃなかった！」と後悔しないよう、用語の意味をおさらいしておこう。

給与と賞与
給与とは、雇用契約に基づいて定期的に支払われる労働の対価報酬のこと。固定給は一定単位の労働時間に対して決まった金額が支払われるもので、歩合給は売上や業績に応じて支払われる。固定給制・固定給+歩合給制・完全歩合給制がある。
賞与は、給与などの定期給とは別に支払われる特別な報酬のことで、夏と冬の二回支払われることが多い。

決算賞与
決算期に、業績が目標を上回った場合にのみ支給される賞与。年に二回の賞与とは違い、業績によって金額が大きく変わるのが特徴で、当然支給されないこともある。

職種と業種
職種は仕事の種類のこと。営業職・事務職・専門職などがある。それに対して業種は、業界の種類のこと。製造業・運輸業・サービス業など。

完全週休2日制と週休2日制
完全週休二日制は毎週2日を休みとする制度。週休二日は月に一度以上2日休みの週があるが、それ以外の週は1日の休みがあればよい。

日・隔土休み
週休二日制の会社において、日曜日は毎週休みで、土曜日は一週間おきの休みであるという意味。

借上社宅制度
企業が自前で社宅を建築するのではなく、マンションやアパートを借り上げて社宅にする制度のこと。家賃の一部は社員負担となることが多い。

店長候補
スタッフや副店長としてスキルアップした後、店長になることを予定された募集のこと。

一律手当
住宅手当や通勤手当、残業手当などの固定手当のうち、一律に支払われるものを指す。

基本給
役職手当や残業手当、通勤手当などの各種手当て、あるいは業績に応じた歩合給などを含まない賃金のこと。年齢や勤続年数、職種などを基準に算出されることが多い。

歩合給
業績や成績などに応じて支払われる給与のこと。

年齢給制
年齢によって支給される賃金額が決まっており、年齢を重ねれば自動的に賃金が増えていく制度。

能力給制
社員の能力に応じて支払われる賃金のこと。能力給が取り入れられると、勤続年数が増えたからといって自動的に賃金が増えず、能力が身についたと判断されたときに賃金が増えることになる。適正に運用されれば能力のある社員には利があるが、昇給させない口実にもなる。

固定給制
働いた時間に応じて賃金が支払われる制度。

年俸制
年単位で賃金額を決める制度のこと。その金額は前年の成果をもとに算出されることが多く、成果主義と密接なかかわりがある。

有給休暇
正確には「年次有給休暇」といい、賃金が支払われる休暇のことで、一年ごとに一定の日数与えられる。有給休暇を消化しきれなかった場合は、次年度に繰り越されることも多い。