転職を成功させる

転職のホンネを探る 天職ぱんだ

転職にまつわるホンネと現実(建前)を探ります。大手の転職支援サイトではタブーとされたアンケート調査やホンネと建前を比べた転職ノウハウ集などを公開。ホンネを知るとあなたの転職力がグッと高くなる?!

5.会社選び、うっかり陥りやすい落とし穴

転職時に大いにお世話になる、就職情報サイト。
しかし、「リクナビ」「マイナビ」などの大手就職情報サイトには、常時1万社近くの企業が掲載され、何から選んでいいものか……。明確なビジョンも持たずやみくもに検索すると、ついつい知名度や初任給額といった一部の情報だけで会社を選んでしまい、転職に失敗することも。たしかに、「皆が知っている企業だから」という見栄や、「当面の生活資金を考えると、初任給が大切」という考えも一理ありますが、それだけで選んでしまってはあまりに危険です。

例えば、「皆が知っている企業だから」という見栄。誰しもネームブランドというものには惹かれますし、周囲の聞こえがいいと鼻が高いでしょう。しかし、実際の業務面で自身の特性を活かせる場でなければ、仕事にやりがいを感じられず転職活動を繰り返すはめに。

また、初任給が高額であれば、「最初からこんなにもらえるのなら、その後もどんどん増額していくのでは!?」と安易な考えを持ってしまいがち。しかし実のところは、求職者のこうした心理を巧みに利用し、最初だけ高い給料を支払い、その後一向に給料が上がらないというケースも。初任給を見る際は、昇給率も併せてチェックしなければいけません。

就職活動は、内定をもらうことがゴールではなく、入社後、より快適で満足のいく生活を送ることが大切です。「とにかくどこか内定がほしい」との焦りから、「転勤あり」の一文を見落すと、内定後、見ず知らずの土地に行くことになったり、家族が居る人であれば単身赴任になったり。こうした悲劇を招かないためにも、雇用条件の隅々までしっかりチェックしてからエントリーしましょう。

また、条件だけでなく、面接時に人事担当者に確認しておきたいのが以下3項目の記載。
○成果報酬型
(注意点)適用されるのは給料のほんのごくわずかな部分、というケースもあります。
○育児休暇有り
(注意点)企業として制度はあるものの、実際のところあまり実現していないケースも。「この制度を活用している人は全体の何パーセントいらっしゃいますか?」など、面接時に具体的な数値をあげて説明してもらうと良いでしょう。
○年間休日◯◯日以上
(注意点)実際に働きだすと、休暇がとりづらい雰囲気ということも。

まずは自分自身の中で、「何をしたいか?」「どういう生活をしたいか?」というビジョンを明確にし、その上で、「給与」「勤務地」「就労時間」などの優先順位を決めていけば、迷走せずに会社を選ぶことができるでしょう。


関連するおすすめ記事

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です。

*

*




*