転職を考えるというのは、そもそも現在の職場に何らかの問題を感じているから。「とにかく次の職場を見つけて、早くここから逃げ出したい!」というのが正直なところ。現職の仕事もそこそこに、暇を見つけて求職活動に励んでいる人はいませんか?
しかしながら、退職後に前職の職場で悪い評判が立つようでは社会人失格。特に、同じ業界での転職の場合、悪い噂がまわると結果的に自分の首を絞めるということにもなりかねません。円満に退職し、できることなら前職での人脈を次なるステージでも生かしましょう。そのためには周囲に配慮し、しっかりとした退職プランニングを立てることが必要です。
【求職】
「前職を辞めてから求職する」「在職中に求職する」どちらのスタイルを選ぶか決定。
「今現在の貯蓄額は?」「応募から採用までのおおまかなスケジュールは?」など、求職中にかかる生活費や時間を考慮し、無理のないスタイルを選びましょう。ちなみに、後者の「在職中に求職する」を選ぶ場合は、現職の人たちに知られないよう動くことが重要。退職前に変な噂がたっては、円満退職は望めません。
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【退職を伝える】
就業規則にのっとり、上司に退職の意思を伝える。
引継ぎ期間をしっかり考慮し、余裕をもったスケジュールで伝えることが肝心。周囲の負担も考え、決算期や繁忙期は避けたほうが良いでしょう。
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【退職願提出】
正式に退職願いを提出。“退職日2週間前”の提出がベター。
提出するタイミングは、上司としっかり相談しベストなタイミングを選びましょう。また、すでに転職先が決まっている場合は、新たな生活に向け気もそぞろになってしまうはず。「転職先の入社日を優先させたい!」というのが本音ですが、そこはぐっと我慢を。最後まで職場に義理を果たすのが、円満退職の秘訣です。
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【引継ぎ】
“立つ鳥跡を濁さず”。責任を持って残務を終わらせよう。
次の担当者がわかりやすいよう、引継ぎノートを作ると良いでしょう。誰が見てもパッと分かるよう、業務手順や注意事項をまとめます。また、次の担当者がスムーズに業務できるよう取引先の担当者への挨拶も忘れず行いましょう。
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【退社当日】
会社からの借用物を返却し、社内外へ挨拶。
これまで担当してきた案件の資料やデータを返却します。これを怠ると、トラブルに発展する可能性も。最後は、お世話になった職場の上司、仲間にしっかり感謝の気持ちを伝えましょう。
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