就職活動の最大の山場とも言える、面接。履歴書や職務経歴書をWebで調べたり、誰かに手伝ってもらったりしてもわかりませんが、面接だけはそうはいきません。
「とにかく好印象を! と思うあまり、マナーや服装にばかり時間をかけ、肝心な面接準備が疎かだった」「熱意が大切! と、熱い思いばかりを語ってしまったが、具体性にかけ説得力がなかった」など、当初の思惑とはうらはらに散々な結果を招くことも。
そもそも面接は面接官に対して自分をアピールする場です。あなたの個性を伝え、印象付けることが肝心。“面接官の心を掴む伝え方”を心がけましょう。
① とにかく何事も「具体的」に
例えば、自己PR。これまで培ったスキルや資格を折り混ぜながら、あなたの強みをアピールしましょう。
×私はリーダーシップがあります。なぜなら、学生時代に幾度となく学級委員を務めた経験があるからです。
○私はリーダーシップがあります。前職であるアパレル会社では、現場リーダーを任され30人のスタッフを取りまとめていました。幅広い年齢層のスタッフが円滑に作業するためには、コミュニケーションが必要不可欠です。私は月に一度ミーティングを開催し、スタッフの交流の場を設けました。さまざまなテーマを元にディスカッションを行い、個々の考え方を知ることで、自然と相互理解が生まれ職場の雰囲気が変わりました。また月間の売上目標をスタッフ全員で設定したことで、個々がやる気をもって働くようになり、昨年は前年比で20%の売上増を成し遂げました。
② 実体験を織り込む
自らの経験談を加えることで説得力が増します。
×御社の老人向けサービスが素晴らしいと思い、志望しました。
○御社の老人に特化したサービスは、在宅介護の負担を軽減し、介護する側の家族にも配慮がなされています。私自身も、現在、自宅で祖父を介護しているため、御社の姿勢に深く感銘を受けました。
③ 意外と有効!? な「逆質問」
面接官の質問に応えてほっとしていては不十分。最後に、自分から会社に対する質問を投げかけ、関心度の高さをアピールしましょう。
④ 緊張している時こそ、笑顔を
面接時は誰しも緊張するもの。しかし、だからこそ笑顔で受け答えをする姿は、面接官に良い印象を与えます。
面接時間には限りがあり、自身をPRできる場は決して多くはありません。上記の4つをうまく活用し、面接官の心を掴みましょう。
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