人材紹介会社集合サイト『エン転職コンサルタント』上で、30歳以上のユーザー1,677名を対象に「転職理由・転職への期待」についてアンケート調査を行った結果、現在の年収が800万以上の人と、500万円以下の人で大きな差が出た。800万円以上は66%が転職に対する期待が達成されたと答えた反面、500万円以下では28%。
引用元:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000416.000000725.html
やはり年収が高い人の方が前向きなのでしょうか。転職に対する希望を見ると、500万円未満の人は、給与のアップが69%とトップですが、800万円以上の人は、「希望する仕事に就く」と「経験・能力が活かせるポジションへの転職」がトップ2と、やりがいを求めているようですね。
草蔵:面白いのは、転職経験のある人が、転職活動を始めた理由の方ですね。
どういう意味でしょうか?
現在800万円以上の年収を得ている人が、転職活動を始めた理由のトップは「キャリアアップのため」で、53%。500万円未満の人は「キャリアアップのため」「収入が少なかったから」が並んで35%です。つまり、収入が少なかったから転職したという人の35%が、転職先でも年収500万円未満ということです。
なるほど。収入増を期待して転職したのに収入がさほど上がってない人が35%いらっしゃるとも読めますね。
年収が少ないから転職し、現在800万以上の年収を得ている人は30%。彼らの転職が成功なのだとしたら、転職で収入アップが見込める割合は30%ぐらい、収入があまり変わらない、あるいは下がった人が35%ぐらいということになるかもしれませんね。
もちろん、このアンケート結果がすべてではありませんけれど、そう考えれば、収入アップを期待するなら、転職してみるのもいいと言えるかもしれません。
年収800万円の人は、「上司の不満があったから」「仕事内容への不満があったから」転職したという人は少ないですね。3割程度は、それが理由のようですが、年収500万円未満の人と比べるとかなり少ない印象です。
過半数の人が、「キャリアアップのため」と答えていますし、「自分の実力を試したかった」と答えた人も42%います。
キャリアアップしたくて転職する人は、それなりに努力をしているということかもしれませんな。
その結果、年収もアップする。
そういうことでしょう。プラス思考が大切だというのは、本当のようです。
もう一つ、注目したいのは、「結婚・育児・出産の為」転職した人は、500万円未満の方が多いです。結婚や育児、出産を経験すると年収が下がってしまうのでしょうか?
このアンケートでは、転職前との収入の比較が出ていないので、これはなんとも言えませんな。どちらかというと、結婚や出産を理由に転職しなければならなかったのなら、そちらの方が問題のような気もいたしますし。
なるほど。そういう視点もありますね。どちらにせよ、転職をするなら、それをステップアップの機会にしたいものですね。現状が悪くて転職を考えている人も、資格取得など、何かプラスになる要素を検討すれば、転職後の満足度が大きく違うかもしれません。
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