社会人経験を積んでいる転職者にとってマナーは身についていて当たり前。面接に際して「新卒者じゃないのだから、わざわざ今さら大騒ぎするようなことではない」と思っているのではありませんか？
しかし、案外うっかり見落としていることもあるのでは？　改めて見直してみても損はないはず。以下の項目にチェックしながら確認してみましょう。

【前日準備】
□身だしなみは大切。前日に鏡の前に立ってスーツ姿をチェック。
□髪の毛は？　不潔に見えるような髪型や華美な髪飾りは避けよう。
□スーツやカッターシャツのしわは？　隅々までアイロンがかかっている？
□靴の先は汚れていない？
□清潔感ある服装を。きつすぎる香水もNG！
□持ち物は準備万端？
企業に関する資料、履歴書・職務経歴書のコピー、携帯電話、筆記用具、ハンカチ、ティッシュなど。特に女子はストッキングが途中で破れる可能性もあるので予備を持参しよう。

【当日】
□遅刻は論外！　面接開始10分前には到着しておく。
□交通機関の影響で遅れる！　という際は、とにかく分かった時点で電話連絡を。電車の場合は遅延届をもらおう。
□あまりに早く訪ねては逆に迷惑。どんなに早くついても約束の10分前まで待って。

【受付】
□会社を訪問したら笑顔で挨拶を。
□受付に面接で訪れたことを伝える。「○時に○○部の○○さまと面接のお約束をさせていただきました○○です」。この時点から面接は始まっている！　ハッキリと明るい声で。

【面接】
□入室時はノックをしてから「失礼します」と言って入室。面接官の目を見て「よろしくお願いします」と挨拶。
□面接は、とにかく落ち着いて対応。
□面接官がどんなにフランクに話してきても、こちらはきちんとした敬語を。
□「えぇっと」「うんと」などの口癖に注意！　また「○○なんですー」「○○が□□と言っていてー」と語尾を伸ばすと失礼な印象に。
□面接官の質問の意図をしっかり理解してから答えよう。的外れな回答はいくら理論が通っていてもNG！
□集団面接の場合、周囲の人の回答が気になるあまりキョロキョロすると落ち着きのない印象に。姿勢を正して落ち着いたふるまいを。
□椅子には浅く腰かけ背筋を伸ばすように。背もたれには寄りかからない。
□面接官の話には軽くうなずきながら笑顔で返答。

【面接終了後】
□退室時は椅子から立ち上がって「ありがとうございました」と深く一礼。最後にドア前でも再度一礼してから静かにドアを閉める。
□面接室を出た後も、まだ社内。会社の扉を出るまで緊張感を忘れずに。携帯電話のチェックは控えよう。
□会社を出る際は受付にお礼を。

いくら社会人経験があるからといって油断は大敵。念には念を！　との気持ちでしっかりと確認しておきましょう。